「UXエンジニア」に進化して技術者としての市場価値を高める方法

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クリエイティブ業界では「UX」が、数年にわたって注目されています。サービスやプロダクトを通して、ユーザーにポジティブな感情を抱かせることが必要不可欠です。

一般的にUXを重視すべきはデザイナーだといわれ続けてきました。Webサイトのタイポグラフィ、カラーリング、セクショニングをはじめとする「見た目」の部分を手がけるのはデザイナーだったからです。UXデザイナーについては下記の記事をご覧ください。

しかしUXは今やバックグラウンドをつかさどるエンジニアにも要求されています。これからはUXを満たすことでエンジニアとしての市場価値が高まるのです。今回はエンジニアにもUXの視点が必要になった理由や、より求められるスキルUXエンジニアとして使うべきフレームワークをご紹介しましょう。


 
 

「UXエンジニア」が求められている理由

コーディングは日に日にレベルアップしています。CSSやJavaからJavaScript、Ruby、Pythonなどの言語が発達し、以前では考えられなかったほどハイレベルなシステムを構築できるようになりました。現在、ユーザーはかつてないほど利便性が高い生活を送っています。企業にとってはマネタイズのポイントが増えました。

例えば広告収益です。LPやバナー広告、動画の埋め込み広告など、以前に比べてあらゆるコマーシャルの場が設けられました。初めこそユーザーは反応していましたが、今や慣れてしまい工夫がなくては見向きもしません。むしろ口コミのほうが効果が高いといえるでしょう。

その「工夫」こそがUXです。例えば動画を見たりアプリゲームをしたりすると、定期的に広告動画が流れます。大抵の人は疎ましく感じてしまうでしょう。これではUXを満たしているとはいえません。むしろイメージダウンにつながってしまいます。

「見た目」ではなく「システム」の問題を通してユーザーを不快にしているのです。エンジニアはサービスやプロダクトの出発点となる職業。だからこそUXを意識してシステムを構築しなければいけません。
 
 

デザイナーとエンジニアの境界はなくなってきている

UXが意識されるにつれて、各クリエイターの働き方が変わっています。以前はクライアントの指示に従って、エンジニアがシステムをコーディングしていた。その後、デザイナーがフロントの部分をデザインしてライターが文章を加えることで、商材を作るのが一般的でした。エンジニアがバックエンドを、デザイナーがフロンドエンドを分業的に手がけていたのです。

しかし現在ではエンジニアにもデザイナーの視点が求められています。

優れたUIを作るためには、バックエンドのシステムが重要だからです。例えば「セキュリティ機能」や「エラーメッセージ」、「ボタンの設置」「スクロール幅」などはバックエンドの知識が必要です。エンジニアとしての知見から、ユーザー体験を考えねばなりません。サービスやプロダクトにとってUXが必須事項である現在、ただのエンジニアではなく「UXエンジニア」として働かなければ、価値は生まれないでしょう。

そのうえでクライアントやデザイナー、ライターなどとチームを組んで、1つのプロダクトやサービスを作る必要があります。
 
 

UXエンジニアに必要な3つのフレームワーク

UXエンジニアとして働くうえで使うべきフレームワークを3つご紹介しましょう。

フレームワークを作成するメリットとして「チームで俯瞰的に確認できること」や「短時間でビジネスモデルをまとめられること」「チームの方向性を可視化できること」などが挙がります。効率的かつ具体的にUXを満たすシステムを構築するために、ご活用ください。

 

1. ペルソナの感情や思考を具体化するための共感マップ

まずはシステムを届けるべき相手を明確に決めましょう。ペルソナを設定したうえで共感マップを作成することで、ユーザーの感情や思考が分かりやすく整理されます。

ペルソナはすべての中心です。このユーザー像を軸に思考や感情などに関する項目を埋めていきましょう。「普段から見ていること」や「周りから聞いていること」「考えて感じているが実際に行動には移していないこと」「周りに向けて発言し、行動していること」そして「感じているフラストレーション」「顧客が欲していること」などを定めることで、UXを満たす方法が具体化されます。

設定が終わったら、実際にユーザーにアンケートを取りながらブラッシュアップすることで、さらに細かく設定し直していきましょう。


 
 

2. ビジネスモデルキャンバスでより詳細なモデルを

共感マップを埋め終わったら、ビジネスモデルキャンバスを作成してビジネスモデルを具体化します。「顧客のセグメント」や「提供する価値」「リソースの量」「かかりうるコスト」などの9項目を埋めることで、新規のサービスやプロダクトのビジネスモデルが詳細に決まります。


 
 

3. MVPキャンバスでコストを下げてブラッシュアップ

「共感マップ」と「ビジネスモデルキャンバス」でUXを満たせるようなモデルが完成したらMVPキャンバスを作成しましょう。MVPとは「Minimum Viable Product」の略で「必要最低限の機能を搭載したプロダクト」を指します。モデルをフレームワークで作成したからといって、仮説は仮説です。MVPキャンバスを作成して検証を進めなければ、お金と時間をかけてリリースした後に計画が大幅に崩れてしまう可能性もあります。

はじめに「仮説の内容」を決めます。その後「検証する内容」や「検証方法」「検証にかかる期間やコスト」「検証によって発生するリスク」などを定めます。本格的にコーディングをする必要がないので人件費もかかりませんし、開発費も要りません。できるだけコストを抑えたうえで仮説・検証ができるのです。リリース前に効果的なMVPを設定し、本格的なリリースに備えましょう。


 
 

「UXエンジニア」だけが技術者として生き残れる

現在では毎日のように新たなサービスやプロダクトが生まれています。他社との差別化を図るためにUXは欠かせません。つまりこれからはUXの視点を意識できるエンジニアこそ市場価値が高まるのです。

もはやデータだけのロジカルシンキングだけでは、似たようなシステムやデザインしかつくれません。エビデンスで論理性を構築したうえで、重視すべきはユーザーの感情に訴えかけるデザインシンキングです。ワンランク上のモデルをつくるために、エンジニアはデザイナーの視点を踏まえて仕事をしなくてはいけません。「UXエンジニア」だけが生き残れるようになる時代は、すぐそこまで近づいています。

今回は「共感マップ」と「ビジネスモデルキャンバス」「MVPキャンバス」の3つのフレームワークをご紹介しました。Bizmapではこれら3つを含めた7つのフレームワークを誰でもご利用いただけます。Web上で無料で使えますので、お気軽にご登録ください。



 
 

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